Home‎ > ‎部活紹介‎ > ‎

Q&A

質問とその回答を掲載しています。質問は随時受け付けております。

 Q1.東尺の創立年はいつですか?その他、基本データを教えてください。
A1.東尺の創立は1919年11月1日です。当初は旧制第一高等学校に「柏葉会」として誕生しました。山口四郎師が指導に当たられるはずでしたが、山口四郎師が直後に琴古流の関西への普及を図って大阪へ転居してしたため、会は誕生当初から運営の危機に直面しました。代わりに山口四郎師の高弟の蒲川梅五郎師が指導に当たるはずでしたが、これまた大阪へ転居してしまい、結局1921年に別の高弟の野呂瀬勝師が教導に当たることになりました。
 この年に根津の誤(ママ)楽園で三曲合奏をしたようです。1922年には度々三曲合奏の会を催したことが記録に残っています。そのうちの一つが記録に残っています。翌年1923年にも帝大さつき会と五月六月に三回演奏会を行っています。しかし、この年起きた関東大震災により、例会演奏会は全て開催不可能となりましたが、早くも10月16日には稽古を再開したようです。1924年には、仏教青年会館で帝大さつき会とともに、第一回公開演奏会を開いたようです。その後の記録は不明です。
 また、LP「神如道の尺八」によると、神如道師系の会も存在していたようなのですが、そちらの詳細は不明です。別に谷狂竹を師範とする鉄笛会というのが1940年に旧制一高に創立されましたが、こちらは、学徒動員と谷の九州帰京により活動は自然消滅したようです。現在の尺八部は、直接には戦後に東大駒場キャンパスに設立された日本文化研究会の下部組織として尺八部が復興して以来のものです。
 流派は琴古流竹盟社で、その間師範は、山口四郎師、山口五郎師、皆川稀盟師と移り変わり、1995年から松山龍盟師です。その他、詳細な活動内容は入部案内をご覧ください。
 Q2.OB会はありますか?
 A2.あります。OB会は毎年6月ごろに定期演奏会を開催しており、2004年には28回目を迎えました。毎回OB会定期演奏会には、プロの絃方の方々に賛助いただいています。
 Q3.尺八は幾らくらいするんでしょう?
 A3.ピ ンきりありますが、標準的なものをお答えしましょう。プラスチック製だと1万円程度、木管だと2万前後、竹だと15万円程度からです。竹製のもの の上限は、1千万(!)もするのもあるようですが、楽器の性能というより、竹の見た目(渋い模様が入っている、中継ぎが鼈甲巻きや金巻き等々)で決められ ているようです。
ちなみに、東京大学尺八部では、新入生の方々には最初はプラスチック製の尺八「悠」をお貸しし、慣れてきたら、それを購入してもらうようになっています。
この「悠」は、性能が非常に良く、楽器に癖がないので長く使えます。また、竹製のものは湿気や温度に弱く、管理が大変ですが、プラスチック製は通常の環境であるならば、壊れることがないので安心です。関東学生三曲連盟所属の他大学も結構使っているようです。
 Q4.関東学生三曲連盟(学三)って何?
 A4.関東学生三曲連盟(略称:学三)とは、関東(とはいえ、主に東京、千葉、埼玉)の三曲を演奏することを目的とする大学サークルが相互の交流を図るために集まったものです。(公式サイト)現在加盟サークルは25程度になっています。
主な活動としては夏合宿、春合宿や四月ごろの新人演奏会、六月ごろの学三定期演奏会、三月の卒業演奏会と様々な行事があります。かつては邦楽各界の一流の演奏者をお呼びして「現代日本音楽祭」という演奏会を主催していたこともあります。毎月第三木曜日に早稲田大学の新学生会館で月例総会を行っています。12月には新入生の顔合わせの機会も設けられています。尺八部とはまた違う雰囲気があって楽しいです。
関西には京都学生三曲連盟というのも存在し、2007年8月に行われた第13回全国学生邦楽フェスティバルの若者コンサートでは「全国学生三曲連盟」として合同で池上眞吾作曲「東京都府」を演奏しました。(初演)
 Q5.尺八は独習可能ですか?
 A5.不可能とまでは言いません。実際、部員の中にも入部前に独習していた者もいます。しかし、初心者のうちに適切な指導者の 指導がないために身につけた変な癖は、その後の演奏に影響します。加えて、まだ一般に完全に独習可能な優れたテキストがあるとも言いがたいです。できれば 先生について学んだ方が、上達も早いでしょうし、なによりも同好の士の中で吹くことは楽しいものです。様々な情報交換も出来ますし、演奏以外の楽しみも増 えます。
 Q6.尺八って音が出にくいのでは?
 A6.必ずしもそうではありません。さすがにリコーダーのようにすぐ出るわけではないですが、尺八の音は早ければ触れてすぐ、遅くと も一週間程度で出るようになります。巷では音が出にくい代表の楽器であるかのように言われてますが、トランペットやフルートもすぐに音が出るわけではない でしょうし、尺八だけが特別出にくいというわけでもないでしょう。吹ける人に見てもらいながらだと、さらにすぐに吹けるようになります。
 Q7.三曲って何ですか?
 A7.三曲とは、三曲合奏の略で、箏・三絃・尺八の合奏のことです。時に箏と尺八、三絃と尺八、箏と三絃ということもあります。
写真:三曲合奏の例。『越後獅子』(06年駒場祭演奏会)
 Q8.初めの年はどんな曲を吹くの?
 A8.まずは、もののけ姫、いつも何度でも、アメージング・グレイス…など比較的容易で取り組みやすい曲から始め、尺八そのものと琴古譜(*1)に慣れてもらいます。
夏頃から12月の定演で毎年一年生(目)全員で吹く『六段の調(ろくだんのしらべ)』を練習し始めます。
六段はお箏でも三味線でも始めに必ず習う、古典の基本となる曲です。これも例年、日本女子大学箏曲研究会の二年の方々に賛助(*2)していただいています。
一年生全体として吹く機会は一回目の定演の他、入部の翌年の四月末にある関東学生三曲連盟(通称学三)(*3)主催の新人演奏会があります(例年、『千鳥の曲』を演奏します)が、定演が終わる頃から自由に曲選びが出来るようになります。
また、年度によって進度に差があるため毎年これと全く同じになるというわけではありません。
【用語集】
*
1琴古譜…琴古流という尺八の流派が用いる尺八用の譜面です。他に都山流の都山譜などもあります。
*
2賛助…他サークルのお箏、三弦(三味線)の方と合奏してもらう事をいいます。
*3関東学生三曲連盟(学三) →Q4.参照
     関東圏の邦楽系サークルの集まりです。東尺も加盟しています。年間を通し色々な催しがあります。(因みに『三曲』とは三曲合奏の略で尺八、箏、三弦(三味線)の合奏のことです。)
学三の演奏会では他大学の人たちと合奏することが多いので、大学の枠を超えた仲間も沢山できます。
 Q9.尺八で吹ける曲のジャンルは純邦楽だけ?
 A9.そんなことありません。部員の多くは伝統的な曲を吹く傍ら、尺八の良さを活かしながらJ-POPS(もらい泣き、涙そうそう、夜空のムコウ、…)、洋楽(尺八重奏曲に編曲されたスカボロフェア、…)、クラシック音楽等々、多彩なジャンルにチャレンジしています。
 Q10.年間を通して演奏する機会は?
 A10.尺八部主催の演奏会としては五月祭演奏会(5月)、駒場祭演奏会(11月)、定期演奏会(12月)があります。
他にも学生三曲連盟主催の新人演奏会、学三定期演奏会や他団体の演奏会での賛助演奏など、個人のやる気次第で演奏する機会は沢山あります。
 Q11.純邦楽はとっつきにくい印象があります。
 A11.今サークルにいる学生の多くは大学から尺八を始めた人たちです。
正月の特番で流れてたり、ちょっと高い料亭で流れてたりするアレ』くらいのイメージしかありませんでした。
18歳から尺八を始めてプロになった方も珍しくありません。確かに普段耳にするポップス、クラシック等とは別の雰囲気を醸し出しますが、古曲、本曲と呼ばれている曲の中でも千鳥の曲、鹿の遠音など意外と親しみやすく、カッコいい曲も多いです。
何より自国の伝統文化についてより深く知る絶好の機会となると思います。
 Q12.兼サーは可能でしょうか?
 A12.全体としての練習は毎週木曜日一回(午後3~9時、途中入退場自由)だけなのでもちろん可能です。部室に入り浸って自主練習を積むのもOK、週一回の練習だけに出るのもOK。各個人のペースで練習することが可能です。学業との両立も勿論出来ます。
 Q13.一年生以外や他大生も入部可能でしょうか?
 A13.もちろん可能です。学部2年生や修士1年から入った部員もいます。他大学からの入部も歓迎します。
 Q14.始めるのに必要な経費は?
 A14.体験入部中は、楽器をお貸しします。始めの一ヶ月はお稽古代もいただきません。入部後、2500円/月です(2年目以降は5000円/月)。
入部すると決め、慣れてきたらプラスチック樹脂製の尺八『悠』を買っていただきます(露きり、歌口キャップ込みで12000円)
プラスチックといっても中途半端な尺八を買うよりずっと音の鳴りがよいと言われています。
 Q15.どんな曲が吹けるのか、一度聞いてみたい
 A15.毎週木曜日の練習の見学に来ていただければ聞いていただくことが出来ます。お気軽にメールでお問い合わせください。